三日とろろはいつから全国版に?その由来・作り方・効果に迫る!

おっ!なんじゃこりゃ?

元旦のチラシをみて驚いたのは私だけだろうか?

三日とろろ

我が家の近隣にはスーパーが3件あるが、なんとその3件ともそのチラシに【三日とろろ】なるものを載せているのだ。

お正月の3日に栄養豊富なとろろを食べると一年風邪をひかずに健康に過ごせると言われています。

長寿や健康を祈願してとろろを食べる風習があります。

「三日とろろ」はお正月の3日目に長寿や健康を祈願してとろろ汁を食べる風習です。

(2016.1.1.スーパーヤオコー、いなげや、Belc 折込チラシ広告)

そんな風習を聞いたこともない私は早速、九州の物知りばあちゃんに聞いてみた。(私の祖母だ)

「三日とろろって聞いたことある?」

「そげんなもん、知らんわ」

そっか、九州のばあちゃんも知らないらしい。
これはもしかして…あれか?
色々な業界が、その商品を売るために無理やり行事と商品を結びつけるというあの戦法だ。

たとえばバレンタイン…
私の育ったイギリスでは、決してバレンタインデーに女性が男性にチョコレートを渡して愛の告白などしない。

節分の恵方巻きもしかり…
コンビニの始めた恵方巻きが、節分になると、あたかも1000年の歴史をもつ豆まきと同等の風格でスーパーに鎮座している。

三日とろろもスーパーが山芋を売るために作り上げたものか!?
早速調べてみた。

ある!あるぞ、三日とろろの風習!

三日とろろは日本に昔から存在する正月の行事食だった。東北地方や北関東、濃尾地方の一部に今も残っているという。
バレンタインのチョコレートと同等扱いしてはとろろに失礼というものだ。
食べる日は地域によって違いがあり、2日に食べる〈すりぞめ〉や4日に食べる〈4日とろろ〉もあるらしい。

三日とろろの風習のないこの東京でもしっかりチラシに載っているのをみると、やはりスーパーの思惑を感じずにはいられないが、とろろ汁はもともと好物だ。

スーパーに踊らされてたまるか、などと頑固にならず、ここは素直に従ってみるとするか…

とろろ汁の作り方

いたって簡単!!

とろろ汁

 

材料(4人分)**********

山いも   すりおろし200g
だし汁
●本つゆ   大さじ2
●水     150cc
しょうゆ     大さじ1~(お好みで)
のり    適宜

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  1. だし汁を電子レンジで加熱し、さましておく。
  2. 山いもをすりおろし、1  を混ぜる。
    (すり鉢でおろすと粘りがよい)
  3. 麦ごはんにかける。

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山いもには様々な種類があるが、スーパーでは一般的に長いも、大和いもが売られている。
個人的には粘りが強く、味の濃い大和いもが好みだが、長いもより値段が高い。

長いもでつくる場合は、粘りが少ないため、だし汁をいれず、めんつゆを直接かけた方がよい。

最近では、大和いもと長いもをかけあわせたネバリスターという種類もでている。粘りも味も値段も中間といったところだ。

とろろ(山芋)の効能

山芋が “山のうなぎ” と呼ばれるのはご存じだろうか。

ビタミンB1、ビタミンB6、カルシウム、カリウム、マグネシウムなど、栄養素が豊富。

アミラーゼ(でんぷんを分解する消化酵素)が大根の約3倍。
食べ過ぎの胃腸には嬉しい限りだ。

ムチン、これがネバネバの正体。糖蛋白質の一種だが、粘膜を保護し、ウィルスや細菌の進入を防ぐ。

消化促進、滋養強壮、免疫力の強化とまさに健康パワーが詰まった山芋は、まさに日本のパワーフードといえるかもしれない。
正月3日に三日とろろとして食べる風習はまさに古人の智恵の伝承だ。

三日とろろが全国版になり日本人が健康になれば、それはそれでよいのかもしれない。

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